【栄養療法】お金をかけずにできること

昨今、チック症状に栄養療法が効果があるのかどうか?話題にあがることが以前より多くなったのではと感じています。

私自身も現在、チック・トゥレット症に栄養療法が本当に効果があるのかどうか?もしあるならばどの様に効果があるのか?自身の身体で検証中です、同時にPANS/PANDAS(パンス/パンダス)の可能性も検証しております。

しかしながら、栄養療法を確実に行おうとすると、検査費やサプリメント代など毎月大変な費用がかかってしまいます。

そこで今回は、あまりお金をかけずに、栄養療法を行おうとしたらどんなことができるのか?

専門医から伺ったお話を基に投稿致します。

STEP① 食生活の見直し

過去の投稿をお読みいただければ、詳細な理由などお分かりいただけますが、まず初めに行うべきことはグルテンフリー(腸内環境の悪化、神経トラブルに関係)&カゼインフリー(葉酸の代謝に影響)、食品添加物など化学調味料が多く使われている調理済みのお惣菜やレトルト食品、冷凍食品、ジャンクフード、お菓子等の食品をできるだけ控える。

栄養療法を勉強されて、どの栄養素が必要だからあのサプリが良いと、様々なサプリメントを試されている方も多いと思いますが、同時に身体にとって悪い物を摂取し続けていれば何も意味がありません。

現在の食生活の中から、先ずは悪いものを取り除き、焼く煮る蒸すなど自炊による当たり前の食生活に変える。

前述した以外にも、甘い物やパン麺類などの炭水化物を取り過ぎていませんか?

出来合いのものではなく、ご飯を炊いてお味噌汁とお肉やお魚、野菜を炒めて食べましょう。

何らかの神経トラブルを抱えている方で、栄養療法にご興味のある方は、現状の食生活への足し算ではなく、先ずは引き算から始めてください。

中食や外食を減らすことが出来れば、逆にお財布に優しくなるかもしれないですね。

STEP② サプリメントの服用

STEP①が基盤にあって初めてサプリメントの効果を得られやすくなります。

何故なら炎症を減らすサプリメント、炎症を消す作業より、炎症を起こす方が簡単だからだと専門医はいいます。

そして良いサプリメントというのは大変分かりにくい、世の中には五万とサブリメントの種類やメーカーがありますが、中には大変質の悪いサプリメントもあるようです、だからこそ足し算より先ずは引き算。

私は医師に質問いたしました。

「現在私が服用しているサプリメントの中で、どれかひとつしか服用できないと言ったら先生はどれを勧めますか?」

医師はマルチのビタミンミネラルだと答えました、しかしマルチビタミンなどは品質の悪いものも巷に溢れている、だから同様の物が他所で購入出来なければ必ずしもマルチが良いとは言えないと

ちなみに私が病院より購入させて頂いているマルチのサプリメントはこちらです。

ー 成分表示 ー

調べた結果、現時点ではAmazonでアメリカからの直送、約4000円で購入することが可能です。現在私は1日2回、1回2錠服用しておりますので、1瓶で約1ヶ月半持ちます。

このマルチタイプのサプリメントの購入が難しい場合、次におすすめできるのが亜鉛とビタミンD3です。

専門医の話では、亜鉛とビタミンD3はコストパフォーマンスがとても良いとのこと、それぞれ1日1錠の服用で1ヶ月それぞれ約900円です。

亜鉛欠乏の方は多く、亜鉛が欠乏すると免疫機能が下がり風邪をひきやすくなる、その結果自閉症やチックが悪化すると専門医は言います。

自閉症の治療とトゥレット症の治療はオーバーラップする部分があるようで、特に自閉症のお子様は風邪を引くことにより、喋れていたことが喋れなくなるなどこれまで出来ていたことが出来なくなる、だから風邪を引かせないことが重要、当然免疫力が低下するためPANS/PANDAS(パンス/パンダス)も悪化する。

免疫力をキープするためには、亜鉛とビタミンD3が重要です。

特に亜鉛不足ビタミンD不足の子供はとてつもなく多い、大体のお子様が不足していると医師はいいます。

亜鉛が不足していると味覚がおかしくなるため、お菓子など変なものを食べたくなる、感覚過敏も亜鉛不足が影響しているとのこと。

そして栄養吸収には亜鉛が必要、しかし出来合いの冷凍食品やコンビニ弁当には亜鉛が全く含まれていないため、亜鉛がどんどん欠乏してしまう、だからこそ亜鉛が重要であり、普段の食生活が大事。

また別の資料によると、脳ではビタミンD3を活性型ビタミンD3に変え、その活性型ビタミンD3は脳内の神経細胞の保護や増殖・分化の調節を行っていることがわかってきているとのこと。そのためビタミンD3は行動、精神のトラブルへの対応が期待されているようです。

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いかがでしょう?

先ずは食生活を見直し、できる範囲から食事を改善、グルテンフリー&カゼインフリーなどを100%実施するのはとても大変です、できる事を少しずつ始めて、ある程度実戦できたら上記のようなサプリメントの検討をしてみるのも良いのではないでしょうか?

しかしながら、栄養療法等がチック・トゥレット症にどれだけ効果があるのかは、私自身もまだ不明です、専門医のお話、同じ問題を抱えている方のお話、様々な情報より、栄養療法及びPANS/PANDASの治療がトゥレット症に何らかの良い影響を与えることができるのではと期待して、現在これらの治療も行っております。また何か新たな情報、変化がありましたら投稿させて頂きます。

国内の栄養療法は、医師により考え方も様々です、参考の一つにして頂ければ幸いです。