チックをコントロールするためのウェアラブルデバイスが製品化されました。

手首からの正中神経の刺激によりチックを制御できるという論文か発表され、あれから2年…ついにチックをコントロールするためのウェアラブルリストデバイスが製品化されました。しかし残念ながら私たちが使用できるようになるのはまだ数年先のようです。

当時は新型コロナウイルスが蔓延し始めた頃で、開発が一時中断していたとのことでした。現在はイギリス国内のみで治験が進められておりますが、2025年までに医療機器として使用できるよう計画されているようです。日本国内の私たちの手元に届くのはそれよりも後になるのではと予想されます。

75%の方のチックに効果があると記載されておりますが、別の団体からの情報によるとそれよりも低いデータで紹介されていました。チック・トゥレット症の治療法はいくつかございますが、万人に同様の効果があるというのはなかなか難しいものですが、治療の選択肢が増えること、そしてこの様な科学者の研究に感謝しかありません。

国内の大学病院でもトゥレット症の様々な研究が行われています。今現在トゥレットで苦しんでおられる方が沢山おられると思いますが、少しでも未来に希望を抱いていただけたらと存じます。新たな情報がわかり次第お知らせいたします。

※以下NEUPULSEのWebサイトよりGoogle翻訳にていくつか引用させて頂きましたのでご興味のある方はご覧ください。


手首の正中神経にリズミカルなパターンの軽度の電気刺激を与えると、動きの抑制に関連する脳の振動 (リズム) のパワーと同期性を高めることができ、このタイプの刺激で十分であることを実証しました。チックの頻度を劇的に減らし、チック障害を持つ個人のチックへの衝動を取り除きます。

重要なことに、このタイプの刺激は、随意(意図的)運動の実行に実質的に影響を与えたり、注意などの認知機能を損なったりしないことも示しました。

Q.刺激装置はいつ利用可能になりますか?

デバイスは3年以内(2025年まで)に利用可能になると見積もっています。デバイスは医療機器規制によって規制される医療機器になるため、開発と検証に時間がかかります。さらに、デバイスが安全で規格に準拠していることを確認するために、独立した試験機関によって製品をテストするのに必要な時間があります。

Q.刺激は誰にでも適していますか?

私たちの研究では、この刺激は12歳以上の人に適していることが示唆されています。現在、12歳未満の子供を対象とした追加の調査が行われています。

Q.刺激の成功率は?

私たちの最初の研究では、参加者の75% で刺激がチック頻度の減少に効果的であることが示されました。2022年に開始される臨床試験の結果は、この技術の有効性をより正確に示します。

2022年3月に臨床試験を開始し、約10か月間実施します。

Q.臨床試験に参加出来ますか?

現在、臨床試験は満員ですが、中止の場合に備えてあなたの名前を追加できる待機リストがあります。現在、待機リストには50人以上がいます。臨床試験は、英国本土 (つまり、北アイルランド以外) に住む人のみが参加できます。

私たちは、トゥレット症候群の臨床症状と、これらの症状に影響を与える可能性のあるいくつかの外的要因を経時的に監視するアプリの開発に取り組んでいます。

私たちは、トゥレット症候群の人々を助けることを目的として、このアプリを開発しています:トゥレット症候群に関連する症状のより良い洞察と理解を得るどの要因(治療など)が症状を緩和し、どの要因が緩和しないかを迅速かつ自信を持って学習できるようにします。どの外的要因が症状を引き起こし、どれが症状を緩和するかを学習させます医療専門家に提示する症状の信頼できる証拠を提供する

参考文献:Neurotherapeutics Ltd. NeuPulse website(08/18/2022)