栄養療法・食事療法のポイント

遅延型アレルギー検査により小麦やグルテン(タンパク質)に反応が現れた方はグルテンフリー、牛乳や、カゼイン(タンパク質)に反応が現れた方はカゼインフリーの食生活を実施します。

その他の食品に反応が現れた方は当然それらの食品を避けなければなりません、私の場合は卵白、トウモロコシ、鯛、醸造用イースト、大麦などにも強い反応が現れました。

▪グルテンフリーとは?

ご存知の方も多いと思いますが、小麦を原料とした、パン、パスタ、ピザ、ラーメン、うどん、お好み焼き、クッキー、どら焼きetc…小麦が入っている食材、天ぷら、トンカツ、餃子、蕎麦(十割はOK)、カレー、シチュー、ハンバーグ、醤油etc…を摂取しない食生活の事をいいます。

小麦ではないもののライ麦や大麦、押麦にも似た反応が出る為、避けた方が良いとされています。

グルテンフリーを行おうとすると、制限する食事が多いと感じるかもしれませんが、米粉や、ライスペーパーを代用(米アレルギーのない方)する事で補える場合もあります。

▪カゼインフリーとは?

牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなどの乳製品を摂取しない食生活の事をいいます。

牛乳の代替として、アーモンドミルク、ライスミルク、ココナッツミルク、豆乳などが使用可能です。

▪その他の注意点

《 水 》

水道水は滅菌の為に添加される塩素などが、体細胞の働きに影響を及ぼすこともある為、浄水器を使用する事をおすすめ致します。

《 調味料 》

醤油・・・遺伝子組み換えでない丸大豆、小麦、塩、(麹)のみの原材料表示のものを選ぶ(グルテンフリー実践中は、たまり醤油)

塩・・・海水、海塩、天日塩、岩塩、湖塩などの表示があるものを選ぶ

味噌・・・遺伝子組み換えでない丸大豆、塩、麹のみの原材料表示のものを選ぶ

みりん・・・米orもち米、麹、(塩)のみの原材料表示のものを選ぶ

酢・・・米orりんごのみの原材料表示のものを選ぶ

※食材はなるべく無農薬、無添加のオーガニック食品を選ぶ

▪腸内環境を良くする食物繊維の多い下記食品の摂取

海藻類・・・わかめ、昆布、めかぶ、もずく、ひじき

野菜・・・ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、ゴボウ、蓮根、かぶ、玉ねぎ、白菜、キャベツ、ネギ、アボカド、にんにく

果物・・・りんご、みかん、柿、キウイ

マメ類・・・大豆、きな粉、小豆

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私達の体は食べる物から出来ています、チック症・トゥレット症(トゥレット症候群)に限らず、食事は健康の基本です、ストレスのない程度に見直してみるのも良いかもしれませんね。

次回は脂肪(油)について、私達は様々な種類の脂肪(脂肪酸)を食品から摂取していますが、どの脂肪(油)が体に必要なのか、どの様に摂取するべきなのか投稿したいと思います。