イライラしやすい、怒りっぽい方の対処法

トゥレット症(トゥレット症候群)を患っている方の中には、短気、常にイライラしている、怒り発作などという症状のある方もいらっしゃいますが、何故そうなりやすいのか?

もちろん全ての当事者に当てはまる訳ではありません、特に年齢の若い方、ご自身の感情を上手くコントロール出来ない方に多いのかもしれません。

先日、栄養外来を行っている医師より、イライラしやすい人、怒りっぽい人には何か原因があるのか伺い、アドバイスを頂いたのでご紹介致します。

イライラしやすい人はそもそも脳内のトリプトファンという神経伝達物質が不足しているとの事

トリプトファンとは、必須アミノ酸のひとつといわれています。 食品からも摂取できる成分であり、脳内のセロトニンを増やす効果があるといわれています。 セロトニンとは脳内の伝達物質のひとつであり、精神を安定させる働きがあります。

このトリプトファンは下記のように代謝されます

トリプトファン→5HTP→セロトニン→メラトニン

しかし、体内に炎症のある方は、トリプトファンから5HTPに正しく代謝されず、悪い方向に使われてしまうとの事、従ってトリプトファンではなく5HTP(サプリメントとして販売もされています)を摂取するとセロトニンが生成されやすくイライラがとれやすいとのこと。

その他、呼吸法(腹式呼吸や深呼吸)を行う、イライラの衝動が起こったら6秒間我慢する、何故6秒かというと、イライラを誘発する神経伝達物質が発生した時、それを沈めようとする他の神経伝達物質が発生します、その神経伝達物質が発生するまでの時間が6秒位あるとの事です。

必ずしも全ての方に効果があるわでは無いかもしれませんが、怒りっぽい、イライラが止まらない方、怒り発作のような症状がある方、試してみるのも良いかもしれないですね。