チック・トゥレットの根本的治療法はあるのか?

前回も投稿致しましたが、トゥレットの包括的認知行動療法(ハビットリバーサル・呼吸法/CBIT/ERP)はチックを治癒するものではなく、管理・コントロールし、チックと上手に付き合っていくスキルを身に付けるものです

従ってその効果は個々に異なり、チック症状が軽減したかと思えば、体調や環境によりチック症状が再燃してしまう可能性もあります。

チック症状の大きな原因の1つに、チックを誘発する前駆衝動(Premonitory urge)があります、その前駆衝動を改善する事イコールチックの改善に繋がります。

認知行動療法は突然沸き起こる、または常に存在する前駆衝動を意識的に穏やかにする対処法

つまりその前駆衝動が存在する限り、私達は常に意識し対処し続けなければなりません

そして個々に前駆衝動の強さ・頻度が異なる為、認知行動療法の効果も個々に異なるのだと私は感じています。

その前駆衝動が成長と共に消滅すると、チックも自然に治癒するのだと思います。

ではその自然治癒以外に、チックの前駆衝動をなくす根本的治療に繋がる方法はあるのでしょうか?

下記は一般的に行われるチック・トゥレットの治療法です。

①薬物療法や漢方を服用する

薬物療法はチック・トゥレットに効果があることが様々な論文により示されております、副作用やお子さんに服薬させる事を懸念される方もいらっしゃると思いますが、医師との相談の上、適切に処方して頂ければ、現在チック症状に処方される薬において、多きな問題になる事は殆どないかと思います。

②DBS手術を受ける

薬物療法により十分な改善がみられない重症者には、脳深部刺激療法といわれる外科手術が行われる場合があります、脳内の特定の場所に電気を流し続ける事で、チック症状を軽減する事が可能です。しかしながら大きな手術となる為、手術自体を懸念される方もいらっしゃいます。

③その他、ボトックス注射や歯科スプリント(専用マウスピース)等、様々な対症療法があり、いずれも効果は個々に異なります。

チック・トゥレットの根本的治療に繋がる方法はないのか?

断言はまだ出来ませんが、昨年より『栄養療法』にも注目し、その効果、方法を調べております。

TSブログをお読みいただいている方はおわかりだと思いますが、日本に一般的に普及している栄養療法では、満足のいく効果を感じれる方は少ないのではと思います

しかしながら、栄養療法でトゥレットを改善した方のお話を数名の方からお伺いする事ができ、どの様な栄養療法ならばトゥレットを改善できる可能性があるのかが少し分かってきました。

それはアメリカで研究されているとある栄養療法のプログラムです、それらの内容を非常に簡単に説明すると

先ず遺伝子検査を行います、おそらくチック・トゥレットを発症する為の複数の遺伝子が私達には存在し、その遺伝子のせいで私達は体内の解毒が上手くいかず、体内に毒素や有害物質が蓄積しやすい体質であるとのこと

そして、なんらかのウィルスや細菌に感染している可能性があり、それら複合的な要因で神経に異常が発生し、チック症状が発現しているのではないかということ

つまり栄養療法といっていますが、私達の遺伝子的弱点をカバーする為に、食事療法を行い且つ必要な栄養素をサプリメンテーションするという事です。

まだまだ勉強中なので適切に表現出来ていないかもしれませんが、ご容赦ください。。

先日、アメリカで研究されている栄養療法に詳しい医師にお話をお伺いする事が出来ました、その内容はまた後日改めて投稿させていただきます。

しかしながら栄養療法は費用が高額になりやすいという欠点も、如何に効率よく且つ経済的に実践できるかという事も今後の課題の一つ

様々な治療法は一長一短であるかもしれませんが、どれがベストという事は現時点ではないのかも知れません、各々に適した治療法を選択することが大切なのだと思います。

少し話が長くなってしまいましたが、何が言いたいかと申しますと、チック・トゥレットの治療法はこれまでより確実に増えたという事

そして対症療法だけではなく、根本的な治療に繋がる可能性のある方法があるかもしれないという事

このブログをお読みくださっている当事者の方、その保護者の方、ご家族の方 、決して将来を悲観しないでください、チック・トゥレットの治療法はこれからもっともっと進歩していくのだと私は信じています、そしてその研究に協力すると共に、情報をできる限り正確に皆さんにお届け致します。