栄養療法『解毒』

栄養療法において重要なポイントの1つ、それは解毒ではないでしょうか。

タンパク質やビタミン、ミネラルの摂取を積極的に行っている方も多いと思います

私自身も基本的なビタミン、ミネラルはもちろん、プロバイオティクスやEPA・DHEなどをサプリメントより摂取しています

タンパク質は医師の指示より、プロテインからではなく食品からの摂取を心がけています。

※プロテインは肉を分解する際に大量の薬品を使っている為NG、食品からの摂取が好ましい、どうしても難しい場合は植物由来のプロテインがお勧めとの事

そもそもそれらは何の為の栄養でしょうか?

チック症状との因果関係は何処にあるのか考えたことはありますでしょうか?

栄養療法とは適切な検査を行い、その結果必要なサプリメントが割り出され、食生活の改善と共に実行されるべきではないかと私は思います

従いまして個々にカスタマイズする必要があります。

私自身の栄養療法のプラン及びそれぞれのサプリメントの目的はこちら

さて、今回のポイントは解毒です

私自身もまだまだ勉強中ですが、医師より伺った内容や私が学んだことを記載致します。

そもそも解毒とは、体内に何らかの形で侵入してしまった毒物を体外に排出させる事

よく聞く話はリーキーガットにより腸内から侵入した毒物、重金属、現在私が対処しているマイコトキシン(カビ毒)や農薬や殺虫剤など日常に潜むTOX、その他にも沢山あるのだと思います

毒物は神経を炎症させたり、身体に悪影響を及ぼす為、適切に対外へ排出されなければなりません。

それら体に侵入した毒物は基本的に肝臓で解毒されます、そして毒物は全て脂溶性との事

肝臓の役割は脂溶性の毒物を水溶性に変える事、その結果便や尿より排泄されます。

肝臓での解毒にはPhase1(酵素による化学分解)とPhase2(毒物が水に溶ける為の物質を付ける作業)があります。

※Phase2(グルクロン酸抱合、硫酸抱合、グルタチオン抱合、アセチル抱合、アミノ酸抱合、メチレーション)

Phase2には上記いくつかの方法があり、遺伝子検査の結果より、私はそれぞれの解毒方法に多かれ少なかれ難があり、その中でも特に重要とされるグルタチオン抱合が最も不得意な為、毒物が体内からとても出にくい体質のようです。

では、グルタチオン抱合が上手くできていない人はどうするべきか?

ファーストステップとしてはNAC(NアセチルLシステイン)というサプリメントを服用し、NACからグルタチオン抱合に必要なグルタチオンを体内で生成させる

しかし、私の場合はNACがグルタチオンにも変化しにくい体質の為、グルタチオンを直接摂取する必要があります(この体質も遺伝子検査より判明)。

栄養療法によりチック・トゥレットが改善する可能性がある一つの理由は、この解毒ではないかと私は思っています(当然それ以外にも考えられます)。

解毒の為に私が服用しているサプリメントは、グルタチオンの他にクロレラやクレイがあります(過去のブログ参照)。

この様にそれぞれのサプリメントには摂取する為の意味があり、それらは各々の体の状態により異なります。

そしてそれらを判断する為には、やはり適切な検査が必要なのだと私は考えます

私がこれまで行った検査は過去のブログをお読み頂ければお分かりになるかと思いますが、もしかしたら必要でなかった検査もあるかもしれません。

遺伝子検査に関しては様々な種類があります、これらも何が適切なものか現段階で私自身は判断いたしかねます

栄養療法を本格的に行いたいとお考えになられている方は、適切にサポートして頂ける医師の元で行う事をお勧めいたします。

❮おまけ❯

その他医師より伺ったお話

・私は遺伝子検査の結果より鉄代謝も弱いため鉄の摂取はNG、担当医によると栄養療法において鉄はグルテン同様に注意が必要だと説明されました

アメリカのサプリメントでは「Iron free」と記載されるほど重要視されています、チックには鉄が良いなどというお話が過去ありましたが、栄養療法においては必ずしもそうでない場合があるということを念頭に置いてください。

・疲れやすい方はミトコンドリアの動きが悪い可能性がある様です、その様な方はエネルギーの効率をよくする為にコエンザイムQ10の服用をおすすめ。

・自分で出来る解毒のアシスト

サウナやお風呂にしっかりと入り(10分~15分)汗をかく、汗をかきやすい脇など良く洗い汗腺を広げる。

栄養療法は手軽な様で実はとても難しいものなのかもしれないですね、次回はマイコプラズマ、百日咳の検査結果を投稿する予定です。

※栄養療法はチック症トゥレット症(症候群)にどれだけの効果があるのかはまだ分かりません、そして医師によりその考え方も異なります。栄養療法によりチック症状が改善されたという方もおられます。私自身のトゥレット症が、私が行っている栄養療法で改善した場合、その内容を更に公開する予定です、それまでは参考程度に留めて頂けたらと思います。